歯がなくなったらもう総入れ歯しかない、と思っていませんか？もしくは全ての歯をインプラントしたら手術も大変そうだし、ものすごくお金がかかるだろう、と思い込んでいる人もいるかもしれません。元々の歯の本数分インプラントを入れるのか・・となると誰でも腰が引けてしまうのは無理もないと思います。しかし、全て歯を失った場合でも、それほど手術の負担、金額の負担なしにインプラントできる「オールオン４」と呼ばれる治療法があるのをご存知ですか？しかも手術をしたその日から見た目の回復、噛むという機能の回復が可能になります。今回はこのオールオン４という治療法についてご紹介していきます。
上下たったの４本でその日から噛めるオールオン４とは
オールオン４は、歯を全て失った顎の骨に上下それぞれ最少４本ずつ（場合によっては６本）のインプラントを埋め込むことで、見た目の回復と噛む機能の回復ができる治療法です。オールオン４では、比較的骨のある場所を選んでインプラントを埋め込むため、顎の骨が痩せてしまっていてインプラントが難しいと言われた人にでも対応することができます。かつては歯を全て失ってしまった場合、見た目の回復・噛む機能の回復をするためには、上下それぞれに８本から１４本ものインプラントを埋め込む必要がありました。しかも歯を失った骨というのは次第に痩せてしまうため、インプラントを埋め込むために骨を増やす手術というものも必要になっていました。そのため、複数本のインプラントを埋め込む手術、骨を増やす手術に際し、体への負担、金銭面での負担が相当かかっていたことは否めませんでした。また、インプラントを埋め込んでも最終的な歯が入るまでに期間を要し、歯がない期間がどうしても出てしまうなど、患者さんにとって不便を強いるものでもありました。しかしオールオン４という治療法が開発されたことにより、埋め込むインプラント本数が最低４本という少数で済むこと、そして骨の造成が不要であることから、体への負担・金銭面での負担を大幅に減らすことが可能になりました。また、手術したその日に仮歯を入れることができるので、見た目が悪くなる心配もありませんし、手術当日からやわらかいものであれば食事をとることも可能になります。インプラントの本数も少ないため、お手入れも簡単です。
オールオン４をおすすめしたいのはこんな人
オールオン４は次のような人におすすめです。
総入れ歯が嫌な人
全て歯を失い、総入れ歯にしている人の場合、総入れ歯でも問題なく使える人というのはいます。しかし、中にはどうしても「外れる」「当たって痛い」「吐き気がする」「喋りにくい」というのを我慢して使っている人もいます。オールオン４は顎の骨に埋め込んだ４本のインプラントが人工歯と固定されますので、入れ歯のように外れたり、擦れて痛んだり、吐き気がしたり、喋りにくいというようなことがありません。
残っている歯がボロボロな人
歯を全て失っていなくても、残っている歯が虫歯でボロボロだったり、歯周病でグラグラしている場合、そのような歯を無理やり残していてもよく噛めないだけでなく痛みや腫れを引き起こしたり、体の健康まで損ねてしまう危険性すらあります。そのため、残っている歯が治療できないほどボロボロの状態の人は、全て抜いて、オールオン４にすることで、見た目も噛む機能も大きく改善することが実感できるでしょう。
骨が少なくインプラントが難しいと言われた人
オールオン４が開発されるまでは、骨の量が十分でない場合には、骨の造成を行って骨を増やしてインプラントをするか、骨の造成ができない場合にはインプラントをあきらめるしかありませんでした。それでインプラントをあきらめ、入れ歯にした人も多いことでしょう。オールオン４では骨が多い場所を選んでインプラントを埋め込むことができるため、骨がないと言われた人の多くに適用することができます。
オールオン４はどこでも受けられるわけではありません
オールオン４はどこでも受けられるわけではありませんオールオン４は少ない本数のインプラントをバランスよく、そして的確な位置に埋め込む必要があるなど、熟練した高度な技術、知識が必要とされる治療法です。近年、多くの歯科医師がインプラントを治療に取り入れるようにはなってきていますが、オールオン４が行える歯科医師というのは非常に限られています。吉本歯科医院はオールオン４はもちろん、インプラント治療において、最高水準の治療を行なっておりますので、安心して治療を受けていただくことができます。また、オールオン４を行うためには専用のインプラントシステムを備えている歯科医院でなければなりません。吉本歯科医院ではオールオン４専用のノーベルバイオケア社のインプラントシステムを備えておりますし、インプラント治療に関連するあらゆる設備に関しても徹底して取り揃えておりますので、こちらに関してもぜひご安心ください。
