歯科コラム

歯を失った時に新たな歯(人工歯)を埋め込むインプラント治療、興味のある方もとても多いことでしょう。他の歯を補う治療に比べ、治療後の快適さ、お手入れの楽さというのはダントツに優れているインプラントではありますが、皆さんがどうしても引っかかってしまうのが、インプラントの「手術」ではないでしょうか。「手術」と聞くだけでなんだか怖いイメージがありますし、しかもインプラントの場合、歯茎を切るだけでなく、骨も削らなければなりません。そのため、インプラント治療について知れば知るほど「手術」という点で尻込みをしてしまっている人も多いようです。しかし実際、インプラント手術は、痛みを感じさせない状態で行われますし、手術時の不安でさえ感じないようにすることができるのです。手術後の痛みに関しても、手術後の注意事項を守っていただくことで回避することができます。詳しく見ていきましょう。

インプラント手術中の痛みについて

インプラント手術中の痛みについて

インプラント手術中の痛みに関しては、次のような方法で対処し、痛みを感じないようにすることができます。

■注射の麻酔の痛みを感じさせないようにする工夫

手術はもちろん麻酔を行いますが、「その注射の麻酔が怖い」という人も実は多いものです。しかし、最近では、その麻酔すら極力痛みを感じずにできるようなテクニックや器具が揃っています。例えば、針をさす部位に効かせる表面麻酔や、注射自体も極細の針を使う、という工夫により、麻酔の痛みが苦手、という人でもほとんど痛みを感じないまま麻酔が終了します。

■手術部位にしっかり効かせる局所麻酔

インプラントの手術自体は、手術を行う場所に効かせる部分的な注射の麻酔「局所麻酔」で、通常は十分、痛みを感じずに行うことができます。局所麻酔は一度打てば、2〜3時間効いていますので、通常のインプラント手術であれば、途中で切れてくることもありません。もし仮に長時間にわたるような場合には、追加の麻酔をすれば大丈夫です。

■手術時の不安を取り除く静脈内鎮静法

局所麻酔を行うことで、手術自体の痛みを感じることはありませんが、やはり、骨を削る時の振動や、押される感じなどで恐怖を感じるという人はいます。このような精神的な不安をなくすために行われるのが、「静脈内鎮静法」という麻酔です。恐怖心の強い人、インプラントを埋め込む本数が多い人にオススメの麻酔法です。静脈内鎮静法は、点滴をして不安をなくす効果のある鎮静剤を投与し続けることで、半分眠った状態にします。それにより、患者さんは手術中に不安や恐怖を感じることがありません。

また、手術中の記憶もほとんど忘れてしまいます。そして、全身麻酔のように完全に眠っている状態ではないので、リスクが少ない上に入院をする必要もなく、麻酔薬が切れたらその日のうちに帰宅することができます。吉岡歯科医院では麻酔科医を含む複数医師の立会いのもと手術が行われるため、安心して手術を受けていただけます。

インプラント手術後の痛みについて

インプラント手術後の痛みについて

インプラント手術は歯茎や骨への手術となるため、麻酔が切れた後は通常痛みが出てくるものです。ですが、抜歯後の痛みと同様、処方された痛み止めを指示通り飲んでいただければ、抑えられる程度の痛みであることがほとんどです。痛みどめが必要なほどの痛みは3、4日もすれば落ち着いてくることが大半です。

ただ、手術後の過ごし方によっては痛みが強く出てしまったり、なかなか落ち着きづらくなることもあります。それを避けるためには次のようなことに注意していただく必要があります。

■薬は指示通りに飲む

インプラント手術後は、痛み止めに加え、細菌感染防止のための抗生剤が処方されます。痛みがなくなったからといって、自己判断で抗生剤を飲むのをやめてしまうと、傷口が化膿してしまったりする原因にもなりかねませんので、薬は決められた通りに飲むようにしましょう。

■手術したところを刺激しない

手術した場所は指や舌であまり触れないようにしましょう。また、食べ物に関しても、そちら側で噛まない、硬いものを避けるなどに留意しましょう。

■口の中を清潔に保つ

口の中が不潔だと、傷口が化膿してしまう危険性があります。傷口には触れないようにしつつ、他の歯はしっかりと磨くようにしてください。傷口を含め、お口の中を清潔に保ちやすくするよう、うがい薬が処方されることもあります。

■手術後は血行の良くなることをしない

特に手術直後は激しい運動や、アルコール、入浴は避けるようにしましょう。これらのような血行が良くなることをしてしまうと、傷口から血が止まりにくくなったり、歯茎が腫れてしまう原因にもなります。

■タバコを吸わない

タバコを吸うことで、傷口の治りが非常に悪くなり、インプラント治療の予後に影響してきます。インプラントが骨にくっつかない場合もあります。いずれにせよ、タバコはインプラントにとって大敵ですので、できる限り禁煙することをおすすめします。

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