歯科コラム

歯を抜かなければならなくなった時、歯を補う治療法をどうしようか、と悩むのはほぼ全ての人が通る道です。歯を1本失った場合は、特にインプラントにするかブリッジにするか迷う人が多いと思います。しかし、この二つの治療法はそれぞれに全く違う特徴を持った治療法で、どちらが合っているのか、というのはそれぞれのお口の状態によっても違います。今回は、歯を失ってインプラントにするかブリッジにするか悩んでいる人のために、それぞれの治療の特徴について、また自分に合った治療法を選択する目安についてご紹介していきたいと思います。

インプラントorブリッジ、治療費で決めていませんか?

インプラントorブリッジ、治療費で決めていませんか?

インプラントにするか、ブリッジにするか、多くの人は治療費で決めてしまうことが多いようです。ブリッジは保険が適用されるため、保険で治療をすると格安で装置を入れることができます。安くで歯を補う治療ができるならお得だと思ってしまうかもしれませんが、目先の損得で考えて選んでしまうと、数年後に後悔してしまう可能性があります。どちらの治療を選ぶかで、その後のお口の状態が大きく変わってくると言っても言い過ぎではないのです。自分に合った治療法を選択するためには、それぞれの治療法についてよく知っておく必要があります。実際にそれぞれの特徴を見ていきましょう。

インプラントとは

インプラントは人工の歯根を骨に埋め、その上にクラウンを被せる治療法です。周囲の歯に負担をかけることなく、単独で歯を入れることができますし、噛む力が直接骨に伝わるので物を食べるときの噛み心地が自分の歯に近く、見た目も自然です。また、他の歯を補う治療法のように、顎の骨が痩せてしまうということもありません。きちんとお手入れをすれば、自分の歯のように数十年でも残すことが可能な治療です。

一方問題点としては、保険がきかないので1本数十万円と高額になってしまうこと、外科手術が必要になること、きちんとお手入れをしないと感染を起こして抜け落ちてしまう可能性があることなどが挙げられます。

ブリッジとは

ブリッジとは

ブリッジとは抜けた歯の両隣を削って、歯がない部分を橋のように渡す治療法です。歯がない部分にはダミーの歯が入ります。保険と自費、どちらでも選択でき、保険の場合には1万円程度から作ることができますが、自費の場合には十数万円〜かかります。固定式なので、違和感もあまりなく、入れ歯のように外れてしまうということもありません。また、歯を失ってから一番早めに歯を入れることができるのも魅力です。

一方、ブリッジを入れるためには、抜けた歯の両隣を大量に削る必要性が出てきます。そのため、健康な歯をたくさん削って神経を抜かなければならなくなることもあります。また、噛む力は天然歯の6割ほどと言われており、歯を失った部分の骨はだんだんと吸収されて痩せていきます。保険のブリッジを選択した場合には、材質の劣化により二次カリエス(虫歯の再発)が起こりやすいですし、前歯の場合には白いプラスチックが黄ばんできてしまうという難点があります。また、保険のものは小臼歯部分が銀歯になることで、審美性に問題があります。

インプラントがオススメな人

■他の歯に負担をかけたくない人

インプラントの最大の魅力といってもいいのが、「他の歯に負担がかからないこと」です。他の歯に負担がかからないため、他の歯も長く健康な状態で保ちやすくなります。また、独立して歯を立てられ、顎の骨も最も吸収しにくいので、若々しさを保ちやすいという特長もあります。

■きちんと歯のお手入れができる人

インプラントを入れる場合、きちんとお口のお手入れができなければ長持ちさせることができません。毎日しっかりとインプラント周囲をお掃除できて、定期的に歯医者でメインナンスを受けられる人であれば、長くインプラントを保てる可能性が高いでしょう。

■タバコを吸わない人

喫煙はインプラントをダメにしてしまう危険因子です。タバコを吸うと、手術後にインプラントが骨にくっつきにくく、またもし仮にくっついたとしても、その後感染を起こしやすくなって早期にダメになる可能性が高いです。

■重度の全身疾患がない人

インプラントは手術が必要なため、重度の全身疾患がある人には向かない場合があります。そのような疾患がない人であれば、問題なく受けることができます。

ブリッジがオススメな人

■費用がかけられない人

どうしても治療費がかけられない場合にはブリッジということになります。保険のブリッジを入れた場合でも、きちんとお手入れ・メインテナンスをすればなるべく長持ちさせることは可能です。

■早く歯を入れたい人

インプラントは歯が入るまでに治療を始めてから数ヶ月かかります。そんなに期間をかけられない人はブリッジの方がオススメです。

■外科治療が嫌な人・できない人

手術に恐怖感があってどうしても無理、もしくは全身状態を理由に手術が受けられない場合にはブリッジが向いています。

■タバコを吸う人

タバコがどうしてもやめられない場合にはインプラントはすぐにダメになりやすいため、ブリッジの方がオススメです。

インプラントとブリッジ、どちらがいいかというのはその人の状況によって全く違います。自分にはどの方法が向いているのかわからない、という人はぜひ吉岡歯科医院にご相談ください。

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