1本も歯がなく総入れ歯をお使いの方は多いかと思います。総入れ歯は口の中に入れるだけなので、とても手軽な方法ではありますが、残念ながら総入れ歯で快適に過ごしているよという方は少ないのが現実です。最初はどんなに精密に作ってもらった総入れ歯であっても骨が痩せて溶けてくることによりどんどん総入れ歯が合わなくなり噛むと痛い、外れて困るといったお悩みを抱える方は多いです。また合わない総入れ歯を無理して使い続けていることで骨が痩せたり、口元のシワやたるみの原因になったりします。お総入れ歯が合わなかったり、手入れが面倒になるなど入れ歯に不満を感じインプラント治療を検討されている方に、インプラントにした場合の長所と短所。そして総入れ歯の方がインプラントにする時に最適な最新のAll-on-4Ⓡの治療法を解説します。
総入れ歯の問題点(動画)
従来のインプラント治療
従来のインプラント治療は、なくなった歯の本数分を埋めて入れて、10本から12本ほどの固定された人工の歯を支える治療方法が一般的でした。この治療方法だと、口の中に人工の歯(インプラント体)をたくさん埋めなければならないため、手術をする範囲が多くお身体への負担が大きくなります。手術の時間もかかりますし、埋める本数が増えるため費用も高額になります。本数を多く埋め込む手術のため高齢の方や全身への影響がご不安な方はインプラント治療をしたくてもできない方が多くいました。また費用が高額になるため経済的に治療を受けられないと思われる方も多くいます。
最新のインプラント治療
従来のインプラント治療は比較的リスクが高い手術だったので、たくさんの方が治療を受けることはありませんでした。しかし、現在ではオールオン4Ⓡという最新のインプラント治療を受けられるようになっています。
オールオン4は、従来のインプラント治療と比較して何が変わったのかというと、前までは8本から10本のインプラントを埋め込んで外科手術を行っていましたが、オールオン4は4本のインプラントを埋め込みます。通常のインプラントより本数が半分以下になっています。4本のインプラントでもオールオン4の場合は10本から12本の人工歯を支えることができます。従来の手術よりも負担が軽減されているので、リスクも低くなっています。
また、オールオン4Ⓡの最大の特徴は「歯がない期間がない」ということです。は手術をしたその日に人工の歯をくっつけられるので、お口の見た目が良くなるまでに時間がかかることはなく、手術後すぐに綺麗な状態になれます。見た目に気になるという方には最善の方法です。
従来のインプラント治療の場合は、1本も歯がない人の中で特に残っている骨の量が少ない方は、インプラント治療ができないので骨移植せずに治療を進めることはできませんでした。しかし、オールオン4なら骨の量が比較的多い前方の顎の骨に埋め込む方法なので、1本も歯がない人でも身体への負担が少なくインプラント治療を行えます。吉本歯科医院のオールオン4Ⓡ
総入れ歯からインプラントにする長所
総入れ歯からインプラント治療をしたい方は増えていますが、具体的に治療を進めるにあたってどんなことがあるのかお話します。
①入れ歯をしっかりと固定できるので快適になる
総入れ歯の人は非常に多くの悩みを抱えておられます。「食事を快適にできない」「しっかりと発音できない」「人前で入れ歯が外れて困る」など様々な不快感を感じています。このような悩みを抱えている方はインプラント治療をおすすめします。総入れ歯をインプラントに変えることで人工の歯根を埋めることによって入れ歯がしっかりと固定されるからです。食事中の不快感や発音ができないなどの悩みは、入れ歯がしっかりと固定されていないことが原因です。治療を進めれば悩みも軽減され、より快適な生活を送ることができます。
②違和感のない口元になれる(見た目の改善)
見た目を気にされる方には審美的な見た目の改善が期待できます。入れ歯を金具で支えている方もいますが、金具では完全な固定をすることはできません。また、金具によって不自然な口元になっている方もいます。入れ歯では審美的にこういった悩みもインプラントなら解決することが可能です。抜けた歯のところにしっかり埋め込めるので、自分の歯のように噛むことができますし、見た目も自然な仕上がりです。
③噛めることで全身の健康維持が可能
しっかりと噛むことができないのは、どうしても胃や腸への負担が大きくなります。しっかりと噛んで、消化しやすい状態で胃や腸へ食べ物を運ぶことにより栄養が吸収されていますが噛めない状態で飲み込んでしまう生活が続いてしまうことで慢性的に胃の調子が悪いとおっしゃられる方は非常に多いです。総入れ歯をインプラント治療にすることで噛むのに苦労をしなくなるので、ストレスも軽減されますし、全身の健康維持にも繋がります。
総入れ歯からインプラントにする短所
①保険が適用されない
基本的に治療は歯医者で進めますが、残念ながら治療費は全額自己負担です。また、治療期間は最長で半年にもわたるので、それだけ費用負担は大きくなるのが特徴です。経済的医に苦しくなる人は、もう少し考えてから治療を受けた方がよいでしょう。
②治療後は年に定期的にインプラントメインテナンスに通う必要がある
インプラントの治療後は、状態を確認するためにも年に何度かは当院にインプラントメインテナンスにお越し頂く必要があります。インプラントの費用も必要ですが、定期検診費用も必要です。インプラントの寿命はメインテナンスによって大きく変わります。インプラント治療10年後の状態は?